今回は、豆乳を使ったパン・オ・レを作ります!
パン・オ・レはフランス語で「牛乳入りのパン」という意味。
レシピでは牛乳の代わりに豆乳を使用していますが、もちろん牛乳でもできますよ!
(我が家は牛乳を使わないうちなので、豆乳を使用しています)
豆乳の方がさっぱり仕上がり、牛乳の方がコクがある仕上がりになりますので、お好みでお好きな方を使ってくださいね。
そのまま食べてもほんのり甘く、歯切れも良いのでサンドにもオススメです。朝食やおやつにピッタリです。
レシピによっては卵が入りますが、私のレシピでは生地の中には卵は使いません。
(焼成でツヤを出すため、ホイロ後のドリュールで表面に塗るのに使用していますが、アレルギーの方は無しでもできますよ!)
パンオレは、牛乳や砂糖、バターが多めに配合されているリッチなパンです。
自家製酵母でパンオレを作る場合、事前に発酵種を作って発酵力を上げた方が作りやすいので、レーズン酵母で中種を作ってから本生地を作ります。
パンオレの見た目は、とげとげがツメみたいで、まるで”子供の怪獣の手”みたいですよね。
我が家では「かいじゅうパン」と言って、子供たちが喜びます。
この特徴的な見た目にするには、ハサミで何か所もクープを入れています。
これで焼き上げると、切った箇所がとげのようになり、食感もサクッと特徴的な感じになります。
もっと細かいクープを入れているのもありますし、その数や入れ方は様々です。
このクープも焼き上がるといろいろな表情になって面白いです。
ぜひ試してみてくださいね♪
パン・オ・レのレシピ
材料 8個
【中種】
- 準強力粉 100g(33%)
- 強力粉 100g(33%)
- レーズン酵母エキス 60g(20%)
- 水 60g(20%)
※レーズン酵母エキスの作り方はコチラ↓
(別タブで開きます)
【本生地】
- 中種全量
- 強力粉 100g(33%)
- きび糖 30g(10%)
- 塩 5.4g(1.8%)
- 無塩バター 30g(10%)
- 成分無調整豆乳 66g(22%)
【ドリュール】
- 溶き卵 適量
- ()内はベイカーズパーセント。粉の全体量でベイカーズパーセント100%としています。
- 水分は、夏場は冷たく、冬場は人肌程度に温めておきます。
- 季節や湿度によって粉の吸水率が変わります。また、粉の種類が変わっても吸水率も変わります。水分は一度に入れず2~3%調整用に残して、様子をみながら足しましょう。
- 今回は、準強力粉は「きたほなみブレンド」、強力粉は「春よ恋」を使用しています。
すべて強力粉にするともっちりした焼き上がりになりますが、準強力粉で中種を作ることで軽さと歯切れの良さがでます。
※ベイカーズパーセントの詳細はコチラ↓
(別タブで開きます)
1、中種作り
【中種】の材料をボウルに入れ、ヘラでざっくりと混ぜ合わせたらボウルの中で手で捏ねる。
粉気がなくなり、ひとまとまりになるくらいでよい。
28℃前後で5~6時間、発酵倍率は2.5~3倍になるまで。
時間の関係で次の工程に進めなかったら、冷蔵庫に入れても良い。
冷蔵庫に入れた場合は、きちんと復温してから本捏ねに進むように。
復温しないと、本捏ね時の生地温度が低くなって、捏ね上がりの温度も低くなってしまう。
2、生地作り(捏ね~一次発酵まで)
詳細は↓下記記事↓を参照してください。
※別タブで開きます
- ホームベーカリにバター以外の材料を全て入れて、6分間捏ねる。6分後にバターを入れて、さらに7分捏ねる。
すでに中種である程度グルテンができているので、捏ねる時間もあまり長くしない。 - バターは生地に馴染みやすいように、常温で柔らかくしておく。
- 発酵倍率は3倍程度になるまで。中種法は発酵も早い。
目安は、28℃4時間、冷蔵庫一晩で3倍近くになるので、しっかり復温させてから分割へ。
3、分割・丸め
作業台に打ち粉を振り、生地を取り出し、スケッパーなどで生地を8等分する。
切り分けた生地を丸める。
切った面を内側に入れ込むようにして丸める。とじ目は閉じなくてよい。
4、ベンチタイム
丸めた状態で30分休ませる。
5、成型
丸めた生地を手のひらで伸ばす。
生地の端を薄くして、中央は厚めにするように伸ばす。
左上、右上から生地を折りたたみ、中央から丸めていき、全体の表面を張らせるようにしながら閉じめをしっかり閉じる。
作業台の上で転がして生地の形をクッペ型に整える。
天板に一定間隔に並べる。
6、ホイロ(2次発酵)
28℃で1時間半~2時時間程度発酵させる。
生地が1.5倍ほど度膨らむ。
ホイロ完了までにオーブンを250℃に予熱しておく。
7、焼成
生地の表面に溶き卵を塗り、そのまま4分程度乾燥させる。
(アレルギーなど卵を控えている場合は、代わりに豆乳を塗るとほんのりツヤも出て良いですよ!)
生地に対してハサミを斜めに寝かせながら、切り込みを5か所入れる。
オーブンに天板を入れ、温度を230℃に下げて10分焼く。
途中、焼きムラを防ぐために天板の前後を入れ替える。
焼き上がり♡
とげとげ具合がなんとも可愛らしい♪
口当たりがよく歯切れも良いので、サンドにも向いてますよ。
こちらはシンプルにオムレツサンドでいただきました♪
いつもお世話になっています
ゆうみさんのおうちではなぜ牛乳を使わないんですか?アレルギーとかですか?
最近牛乳を飲まないところが増えているので…何か原因があるのかな?と。
どのパンのレシピでも牛乳に替えて作らせてもらってますが、豆乳でも作ってみようかなー?
素晴らしいですね~
あんみつ様
ありがとうございます!
そういっていただけるととっても励みになります♪