おうちに「にんじん」がたくさんあるとき、元種で作るささっとできちゃうレシピをご紹介します。
今回はビスケットなのですが、そもそもビスケットってなんでしょう?
クッキーのようなものもビスケットと言いますし、スコーンとも似ていますよね。
これも多国籍なパンを扱う日本によくある「国の呼び方の違い」です。
小麦、卵、砂糖、バター、牛乳、膨張剤などで焼いた小型のパンを、アメリカでは「ビスケット」、イギリスでは「スコーン」と呼ぶんだそうです。
また、アメリカでは小麦や油脂を使った塩味のお菓子を「クラッカー」、砂糖の入ったものを「クッキー」と呼ぶそうですが、イギリスではそれらを称して「ビスケット」なんだそうです。
うーん、ややこしい。笑
私の中のビスケットはケンタッ○ーのアレなので、イメージはあんな感じです。笑
今回、酵母は元種を使用していますが、ベーキングパウダーも一緒に配合するので寝かせることなくすぐ焼けます。
(酵母を入れる意味、また入れない作り方については、レシピの下にまとめました↓↓)
油脂もバターではなくオイル仕込みなので、軽くふわっとした食感になります。
そして、このにんじんビスケットには、なんとにんじんがまるまる1本入っています!
にんじんが苦手なお子さんのおやつにもオススメですよ。
クリームチーズのフロスティングを塗れば、見た目もまるでキャロットケーキ♪
ちょっと豪華なおもてなしスウィーツにもぴったりです。
ぜひ作ってみてくださいね!
にんじんビスケットのレシピ
材料 6cmセルクル6個分
- 【a】全粒粉 150g
- 【a】黒糖 30g
- 【a】塩 1g
- 【a】ベーキングパウダー(アルミニウムフリー) 小さじ1/2
- 【a】重曹 小さじ1/4
- 【a】シナモンパウダー 小さじ1/2~1/4 お好みで
- 太白ごま油 50g
- 【b】すりおろしにんじん 100g(中1本)
- 【b】レーズン酵母元種 50g
- カレンズ 30g
- 【c】クリームチーズ 50g
- 【c】レモン汁 10g
- 【c】きび糖 15g
※元種の作り方はコチラ↓
(別タブで開きます)
1.準備
【a】をフードプロセッサーに入れ、数秒回して粉を混ぜ合わせておく。
【b】ニンジンはすりおろして元種と一緒にボウルに入れて、しっかり混ぜ合わせておく。
【c】クリームチーズは室温に戻して、レモン汁ときび糖とよく混ぜ合わせておく。
2.生地作り
混ぜ合わせた粉【a】に太白ごま油を入れ、全体に馴染むまでなるまでフードプロセッサーで混ぜ合わせる。
油が馴染んだ生地に【b】を入れ、生地にムラなく混ざる程度まで混ぜ合わせる。
生地がある程度まとまったら、生地を作業台に取り出す。
混ぜすぎると団子状になるので、そこまで混ぜない。混ぜすぎて生地を練らないようにする。
作業台で生地をひとまとめにし、カレンズを乗せる。
スケッパーで生地を半分に切り、切った生地を重ね、手のひらで押し広げて、再度切っては重ねて押し広げ、カレンズを馴染ませる。回数にして4~5回程度。
約3センチくらいの厚さにし、セルクルで型抜きする。
余った生地をくっつけて伸ばし、何度か繰り返しながら6個分の型抜きをする。
オーブンを240℃に予熱する。
3.焼成
オーブンを220℃に下げ、15分焼く。
焼きムラにならないように、半分くらい過ぎたところで、天板の前後を入れ替える。
焼き上がり♡
酵母の効果でさっくりふんわりに焼けます♪
クリームチーズのフロスティングを塗るのがオススメです!
酵母とベーキングパウダー、両方入れている場合、生地が膨らむのは何の力でしょうか?
今回のように寝かせずにすぐ焼く場合は、ベーキングパウダーの力が大きいです。
なのでこのレシピ、元種がなくてもおいしく焼くことができます!
酵母を持っていない、元種を起こしていないという方でも作れるので、試してみてくださいね。
元種を入れないだけで、あとはまったく同じレシピです。
元種入りと無しで焼き比べたところ、元種入りはふわっと軽く焼けました。
恐らく、元種分の水分があるためだと思います。焼く前の生地も元種入りの方が緩かったです。
元種なしの場合は、しっとりとした焼き上がりになりました。
食感こそ違いますが、どちらもおいしくできますよ!
では、酵母を入れるのは何のためでしょう。
元種消費、という目的もありますが、私の場合は、酵母=発酵を体に取り入れると腸での消化吸収がよくなるためです。
小麦は腸で消化の負担になると言われていますが、酵母を使用したパンや菓子の場合、発酵している菌を取り入れることによって腸での消化吸収の負荷を減らすことができると言われています。
納豆にしろ、味噌にしろ、麹にしろ、発酵は体に良いものですよね♪できるだけ取り入れていきたいです!
\\合わせて読みたいオススメレシピ//
今回ご紹介した、プレーンバージョンです! ※ご質問等は各ページ下部にあるコメント欄からどうぞ~♪お気軽にご利用くださいね。
いつもレシピアップされるの楽しみにしてます!このスコーンはオイルでつくれるのにとても美味しく主人と2歳の息子に大好評です。主人からプレーンも食べてみたいとリクエストがあったのですが、人参をいれずに作るときはどのように調整したら良いか、もし教えていただけると嬉しいです!
こんにちは!
コメントありがとうございます^^
にんじんビスケット、気に入ってもらえて嬉しいです♡
オイルで作るプレーンタイプのビスケット(スコーン)ですね。
ニンジンの水分や固形分を考えると、まんまニンジンを抜くだけでは難しそうで^^;
最近よく作るビスケットはバターを使用しているものなので、これをオイルに変えて試作してみます。
できたらレシピ上げますね!しばらくお待ちください~!
ご返信ありがとうございます!嬉しいです、オイルのもバターのもレシピ是非たのしみにしております(o^^o) それまでは好評のにんじんビスケット焼きます♪
はじめまして。
最近趣味で自家製酵母パンを焼いています。
まだまだわからないことが多いので、こちらのサイトでは丁寧に解説してくださっていてとても参考になります。
ありがとうございます(^^)
にんじんビスケットを作ってみたいと思っているのですが、
生地を作ってから数日寝かして焼くことはできますか?
その場合でもベーキングパウダーは必要でしょうか。
教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます^^
ベーキングパウダーは水分と合わさるとガスを発生させそれが膨らむ力になると思うので、混ぜてから数日寝かせたものはちゃんと働くのか試したことがないためわかりませんm(__)m
ペーキングパウダーを抜いて仕込む場合ですが、こちらものこのレシピで試したことはないですが、おそらく酵母の力のみでも膨らむと思います。
ベーキングパウダーを入れたときほど軽くはならず、重めのざくざくな食感になると思います。
ちなみにオイル仕込みなので、冷蔵庫で寝かせている間にオイルが染み出てしまうと思いますが、それでも焼くことはできますよ!
ベーキングパウダーなしで寝かせた場合、どうなるか私も気になります。
もし試させた際はレポしてくださると嬉しいです^^
丁寧に答えていただいてありがとうございます!
ベーキングパウダーは生地を作ってから時間が経つと効力が弱まってしまうのですね…知りませんでした。
うちの元種は元気が無さそうなのと、軽めのスコーンが好きなのでベーキングパウダーを入れてすぐ焼くのがいいかもしれません^^;
どちらにするかはわかりませんが、とてもおいしそうなのでぜひ作りたいと思います!
どうもありがとうございました^^
薄力粉のみでも作れますか?
さくら様
コメントありがとうございます!
お返事遅くなってしまい、すみませんm(__)m
薄力粉のみでもできますが、食感が固くなりやすいと思います。
アーモンドパウダーがあることでザクザク食感が出せるので、薄力粉のみのときは捏ねすぎてグルテンが強くででしまわないように気をつけてくださいね!
お尋ねします。
にんじんビスケットを作ってみました。
にんじんの水分量によって差があるとは思うのですが、かなり生地がベタベタで画像の様な感じにならず、型抜きもセルクルにべったりついて上手く抜けませんでした。
↑過去にご質問されていた回答の中に同じ様な質問があるかな…と読ませて頂いていて気になったのですが、さくら様への回答でアーモンドプードルがあることでザクザク感が出るとありますが、レシピにはアーモンドプードルの記載がありません。
粉類は全粒粉だけの記載かと思うのですが、アーモンドプードルを入れるのでしょうか?
ちなみに、全粒粉は薄力粉ですか?強力粉ですか?
ご教示頂けましたら幸いです。
mihoさま
コメントありがとうございました!
お返事が遅くなり申し訳ありませんm(__)m
水分量の件ですが、ニンジンの種類によっては水分量が異なるのでべたつくこともあると思います。
加水はニンジンの水分と元種だけなので、ニンジンの水分量が多いと感じる場合は、ニンジンを少し絞ってもいいと思います。
アーモンドパウダーについてですが、おっしゃるとおりこちらのレシピには使用していません。
薄力粉のみで作る場合、固くなりやすいのでアーモンドパウダーを追加するとよいとの内容を伝えたかったのだと思いますが、この説明ではわかりにくいですよね。
混乱させてしまって申し訳ないです。
ちなみにプレーンビスケットではアーモンドパウダーを配合したレシピになっています。
全粒粉は、私はパンと同じものをいつも使っているので強力粉になります。
私もこのレシピは最近作っていないので、久しぶりに内容再検証のために作ってみようと思います。
また気づきがありましたら、お知らせしますね!